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クラリネットトリオK

大阪クラシック第46公演にお越し下さった皆様、ありがとうございました。素晴らしいホールに、頼もしいスタッフの方々、温かいお客様に感謝です。

そしていつも音楽で対話して下さるチェリスト、近藤さん。音楽家としては大先輩ですが、音楽の前ではいつも少年少女でいられるような、リハーサルはいつも驚きの新発見でいっぱいです。本番ではさらに、知らなかった風景を見せて下さいます。

近藤さんとは9/14(土)13:00から、今度はクラリネットの船隈慶さんと一緒に、ブラームスのクラリネット三重奏曲を演奏します。頭文字をとっていつからか「クラリネットトリオK」と名付けられたこのトリオは、ちょうど10年前に共演し、それから断続的にブラームスかベートーヴェンのトリオを演奏しています。コロナ禍のときは配信ライヴでベートーヴェンの「街の歌」を演奏して、今回はそれ以来になるのではないかと思います。

同じ曲を同じメンバーで、何度やっても、同じ演奏にはならないのが不思議なところです。むしろ、音楽も人生も三者三様なので、幅はもっと広がると思います。わたしも昔は、「こうあるべき」という固定観念に囚われていましたが、近年はアンサンブルの相手の音楽や、その瞬間の音の響きや感じ方によって変化するようになりました。より自由になり、アンサンブルが楽しくなってきました。今年はどんな演奏になるのか、私自身も楽しみにしています。

演奏場所は再度中之島の中央公会堂3階の中集会室、わたしの大好きなホールとピアノ(ベーゼンドルファー)です。たくさんのご来場をお待ちしています。

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