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巨匠たちの学び舎

京都市京セラ美術館「巨匠たちの学び舎」、最終日にギリギリ間に合いました。京都市立芸術大学移転記念の特別展です。

わたしはいつも、京都市立芸術大学が母校であることに、分野は違えど誇りを持っています。絵画のことは専門知識もありませんが、京都画壇に惹かれてきました。松柏美術館(奈良)で上村松篁さんの鳥の絵を見たのが始まりかもしれません。そのスケッチの細やかさもさることながら、対象の余分なところを削ぎ落として、その真実を描き出すところに、画家の「眼」を確かに感じました。

上村松篁さんに限らず、京都画壇のスケッチ力は素晴らしいと思います。静謐な中に力強さがあるところに、今回も感動しました。

好きな画家はたくさんいますが、今回とくに印象に残ったのは、徳岡神泉さんの「流れ」です。徳岡神泉さんというと、いつも色が独特で美しく、名前の通り神秘的な印象を受けるのですが、この作品は内向的で、見ていると心に深く入り込んでくるものがあります。徳岡神泉さんは、絵専では成績優秀ですが学外でなかなか認めてもらえず、自信を喪失した経緯があったようです。そうして、自分の内面と向き合い、作風が変わっていったとか。ちなみに同様に苦悩したのが福田平八郎さんだそうで、意外ですよね。

以前、ドビュッシーと猪原大華さんの組み合わせで、日本画の鑑賞付き演奏会をしました。好評で2回公演となり、来年2月に第二弾としてこれまた京都画壇から、奥村厚一さん、池田遙邨さん、麻田鷹司さんの作品を展示する演奏会をします。奥村厚一さんは、つい今秋に京セラ美術館で大型展覧会があったばかりですが、その中でもとくに存在感を放っていた「湖光」も展示させていただきます。池田遙邨さんの柔らかなタッチもとても音楽的だと思います。麻田鷹司さんの「伊吹山」は迫力があり、雪解けの山の美しさが目を引きます。合わせる曲目を選ぶのは楽しい作業でした。絵画の世界観とマッチ出来ますように。

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