気が付けばもう3月も下旬になっていました。驚きです。万博記念公園には毎シーズン、お花を見に行くのですが、梅が咲き誇っていたのも随分前だった気がします。
年明けから色んな小説を読んで、文字に疲れてしまいました。最近の小説は、起伏があり過ぎてしんどいです。そんなに読者をハラハラドキドキさせないといけないのだろうか?そんなに伏線を回収させないといけないのだろうか?内容もセンセーショナルで、もう身が持ちません。…と言いながらなんだかんだ読んでいますが。
コロナ禍のとき、藤沢周平さんの作品をひたすら読んでいました。藤沢周平さんの紡ぐ言葉は優しくて、あたたかくて、コロナ禍で疲弊した心を癒してくれました。とくに、行間が好きです。読者に登場人物の心情をイメージさせる余白が、行間にあります。
うまく言葉に出来ませんが、わたしの好きなシューマンという作曲家も、「余白の人」だと感じます。感情の赴くままに弾き連ねていくと、どこかヒステリックになったり、カオスになったりするのですが、音楽のなかにある心の声に耳を傾けることができると、聴いている人にも余白を…シューマン特有のファンタジーを感じ取ってもらえるのではないでしょうか。
4/27(月)にティータイムコンサートがあり、シューマンの子どもの情景、幻想曲第1楽章を演奏します。幻想曲はシューマンの作品の中でも最高峰に位置する作品で、大学生のときにチャレンジしましたが、その余白を表現するのが難しく、少し大人になったかもしれない今、取り上げることにしました。池田市民文化会館3階イベントスペースにて、13:30開演です。ぜひご来聴ください。