4/25は祇園にあるレストランキエフにてリサイタルでした。超満員のお客様でした。平日の夜にもかかわらずありがとうございました🎶
お話をいただいたときに、ぜひオールショパンプログラムでお願いします、と言われまして、ショパンはわたしにとって大切な作曲家ですが、数多の名演が転がっている中で、わたしが出来ることは何だろうと考えておりました。しかし数年前にリリースされた上野真先生のショパンのエチュード集や、フルートの大嶋義実先生&トゥーマ先生のバッハのロ短調ソナタなどを聴くと、作品のひとつの実体を明確に提示しておられ、そのように演奏を生み出していくことに意義を感じました。
今回のプログラムは…
スケルツォ第1番、スケルツォ第2番、雨だれ、スケルツォ第3番、ノクターンop.62-2、スケルツォ第4番、幻想即興曲で、幻想即興曲を除けば、ほぼショパンの足跡を辿ることが出来ます。
フランツ・リストが、ショパンはスケルツォというジャンルを「解剖した」と表現している通り、スケルツォはほぼ全編にわたって4小節をひとフレーズに書かれています。フレージングを間違えると、女性終止か男性終止か、どこに重点が置かれるべきか、などの相違が生まれてしまいます。今回は、全曲を通して流れるそうした「パルス」を表現しようと思い演奏しました。
とても美味しいウクライナ料理もいただき、幸せな夜となりました。
写真はお客様からいただいた、クッキーの差し入れです。ウクライナの国旗の色をイメージして作られたそうです。勿体なくて食べられません…。
