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河合 珠江
Tamae Kawai
大阪府立夕陽丘高校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部を卒業。同大学院修士課程を最優秀で修了し、その後博士課程においてボヘミアの作曲家J.L.ドゥシークについて研究し、博士号を取得した。これまでにソロ・アルバム2枚を含む8枚のCDをリリース。
2010年2月、オール・バルトーク・プログラムによるリサイタルを京都で行う。同年3月、ドゥシークの故郷であるチャースラフにて行われたドゥシーク生誕250年記念シンポジウムおよびマスタークラス(フォルテピアノ)に参加し、ソナタを演奏した。2012年6月ヤナーチェクの老いらくの恋を題材とした朗読とピアノによる音楽劇「君を待つーカミラとヤナーチェクー」や、同年12月、ドゥシーク、スメタナ、スラヴィツキーといったオール・チェコ・プログラムによるリサイタルを、いずれも京都芸術センターにおいて成功させた。
2014年6月には、初めて自身が脚本を執筆した音楽劇「はつ恋 ―ヨゼフィーナとドヴォジャーク ペトロフが奏でる愛の詩―」を栗塚旭氏の朗読とともに上演した。近年は近現代の作品に積極的に取り組み、「松平頼則&ドビュッシー練習曲全曲演奏会シリーズ」(2018-19)、「大澤壽人×パリ」(2018)、20世紀の作品を集めた「幻想の瞬間」(2018)、ドビュッシーの練習曲全曲を含んだ「音の万華鏡」(2019)、日本画の鑑賞を伴った「猪原大華とドビュッシー」(2022)、自然をテーマにした「モーニング・クラシック・コンサート」シリーズ(2022-24)などのリサイタル公演が好評をえた。また、チェコの作品に特化したYouTubeチャンネル「Czech Piano Music Channel」は、世界各国で視聴されている。
ソロだけではなく、近藤浩志氏(大阪フィル・チェロトップ奏者)との長年にわたるデュオ活動など、国内外の演奏家と共演を重ねている。これまでにピアノを、三宅恵理、故・安田宏子、赤松充子、田隅靖子、岡田敦子、故・神谷郁代、上野真、K.ビリンスカの各氏に、チェンバロを亀谷喜久子氏に、フォルテピアノをJ.トゥーマ氏に師事。
演奏のほか、講演や、新聞や雑誌等への執筆も意欲的に行い、これまで中国でのマスタークラス招聘や京都市立芸術大学非常勤講師を務めるなど後進の指導にも力を注いでいる。京都市立芸術大学客員研究員。